いじめられっ子から障害者になった人生四半世紀

いじめられっ子から障害者になった人生の四半世紀分の話

きもいグループ

小学生当時、キモいと疎まれていた私でも、数人の友達がいた。

友達と言うよりは、クラス内でできる複数の「何をするにも一緒」のグループから溢れた数人で集まった、周囲のグループから「キモいグループ」と言われるような、いわゆるイケていない、余り者グループの同じメンバーだったのだが。


グループから溢れたらすなわち孤独で疎まれるような学生生活を約束されるような小学校での生活下では、ある程度余っているもの同士でも固まっていないと、周囲からの攻撃や危険から身を守りきれなかったのだ。


自分の周りにいる人数が複数になることで、周りから「キモい」と言われたり、笑われたりしたり、疎まれていようと、少し、安心した生活が出来たのを覚えている。

お互いに共通の話題で話ができたり、グループワークを彼らと一緒に行う事ができたり、

同じクラスになれて、グループから溢れていないと集まることは出来なかったが、それでも自分の周りに多少の利害が一致した仲間がいた事は、私にとって嫌がらせから気をそらす為の救いになっていたと思う。