いじめられっ子から障害者になった人生四半世紀

いじめられっ子から障害者になった人生の四半世紀分の話

苦しさ

あまり学校にいけなくなってからは、ただひたすらに辛く、苦しかった。


後にあらためて書こうと思うが、部活の先輩が、同じ部活にいるいじめの首謀者に私をいじめないようにと言ったり、学年主任が彼女を呼び出していじめないようにと言ったりしたのを聞いたり、覚えていたりするので、悪口や嫌がらせというものは、続いていたのだと思う。


ただ当時はそんな事よりも、自分の中でぐるぐるしている不安や、恐怖や焦りやいろんな、たくさんの感情がわけもわからずごちゃ混ぜになって、自分の中で暴れ回っているような感覚は、恐ろしさしかなかった。


学校へ行けなくなった私を、親は心配すると同時に、叱った。

その度に私は、「行けない」「行きたくない」「怖い」「嫌だ」などの言葉を繰り返しながら、時には泣いていたと思う。


親も、さぞ苦しんだ事だろう。

自分の子供がなぜ突然学校に通えなくなってしまったのか、学校へ通えなくなってからは親にはいじめの事が知れてしまったので、なぜいじめられているのか、私の情緒不安定になる様を見てはどうしたら良いか分からずに、ただ自分も声をあげて叱ることしか出来ないことに。


当時は、まだ私自身も、親も、これが精神疾患の始まりだとは夢にも思っていなかったのである。