いじめられっ子から障害者になった人生四半世紀

いじめられっ子から障害者になった人生の四半世紀分の話

中学生生活

中学生の時はいじめられていたことよりも、

自分の中の不安や焦りや恐怖など様々な感情がないまぜになって精神的に不安定だったことが私の中を占めすぎていたためか、もう死ねという言葉も、悪口も陰口もからかいも日常のことと慣れてしまっていたからか、

あまりこの頃の日常的ないじめの内容というのは覚えていない。


中学校の時にされた事として覚えているのは、

下校時に私の後ろにいた男子生徒たちがどれだけ大きな声で「死ね」と言えるかとゲーム感覚で言ってきたこと。

同じ小学校出身の女生徒からたびたび悪口を言われていたこと。

それもあり私の周りから彼女と知り合いの子は離れていったこと。

もう一つの小学校からあがってきた、やんちゃそうな女生徒が、やたら絡んできて私の反応を見ては面白がっていたこと。

教室の端にいる私にむけて、これまた端の方から大声で、私が反応するまでわざと間違いの名前を呼び続けていたこと。

これくらいだ。


先生方は尽力を尽くしてくれたのだろうが、いじめは完全には無くならなかった。

学校に行けない日々が続く状況も、解消はされなかった。

学校に行こうが行かまいが、心の中の恐怖感や焦りは、消えなかった。



卒業式は、小学校の時と同じく、涙など出てこなかった。この時も、涙を流す周りの気持ちがわからなかった。

私の中学生としての生活は幕を閉じた。