いじめられっ子から障害者になった人生四半世紀

いじめられっ子から障害者になった人生の四半世紀分の話

高校生活

初めはとてもどきどきしていた。

それでも、周りの子に挨拶をしたり、一生懸命話に加わったり、出来るだけ暗いところのないように、明るい性格だと見てもらえるように、自分に出来ることを精一杯にやった。


挨拶をしてくれる子ができた、一緒に教室を移動したり、お昼ご飯を一緒に食べれる子ができた。

一緒に帰ったり、その帰りに寄り道してお菓子を買い食いしたり、朝会えたら教室まで一緒に行けたり。


嬉しかった。

しかしそれと同時に、私の中では焦りや不安も大きくあった。


今の話し方はおかしかっただろうか。

もっとこうした方が良かっただろうか。

自分は普通の子に見えているだろうか。

ちゃんと、みんなと同じように出来ているだろうか。

この子達は、私を嫌いになるだろうか。

クラスのみんなから、どう思われているだろうか。

陰口は言われていないだろうか。

どこかおかしな言動があったとして、それを笑われてはいないだろうか。

今一緒にいる子達は、本当に、私といて楽しくて、一緒にいてくれているのだろうか。


他にも、自分で自分がおかしいと感じることはあった。

一番初めにおかしいと感じたのは、授業を受けていて、中学校までに勉強したことが思い出せなくなっていたことだった。

最初は受験が終わってから、そんなに勉強していなかったから忘れてしまったのだろうと思っていた。

しかし、数学の公式をみても何の公式かわからなかった。簡単な数式の計算も、どう解けば良いのかわからない。友達に教えてもらって、1度は解けるものの、また思い出せなくなってしまう。

国語の古文の活用がわからない。

歴史の年号がわからない。

理科の用語が、英語の文法が単語が…


なにか自分の頭の中にぽっかりと穴が空いているようだった。

とても不安だった。


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